{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/1

レベッカ・ソルニット『オーウェルの薔薇』( 川端康雄訳、ハーン小路恭子訳、岩波書店、2022年)

3,630円

送料についてはこちら

【仕様】 四六判上製、398頁 ISBN 9784000615662 Cコード 0098 【概要】 ジョージ・オーウェルが一九三六年に植えた薔薇の生き残りとの出会いから、見過ごされてきた彼の庭への情熱に光をあて、精神の源を探るソルニット。豊かな思索の旅は、オーウェルの人生とその時代から、化石燃料としての石炭、帝国主義や社会主義と自然、花と抵抗をめぐる考察、薔薇産業のルポ等を経て、未来への問いへと続く。 【目次】 Ⅰ 預言者とハリネズミ  1 死者の日  2 フラワー・パワー  3 ライラックとナチス Ⅱ 地下にもぐる  1 煙、頁岩、氷、泥、灰  2 石炭紀  3 闇のなか Ⅲ パンと薔薇  1 薔薇と革命  2 私たちは薔薇を求めてもたたかう  3 讃えるもの  4 バタートースト  5 昨日の最後の花薔薇 Ⅳ スターリンのレモン  1 燧石の小路  2 噓の帝国  3 レモンを強いること Ⅴ 隠棲と攻撃  1 囲われた土地  2 上流階級  3 砂糖と芥子とチーク材  4 オールドブラッシュ  5 悪の華 Ⅵ 薔薇の値段  1 美の問題  2 薔薇工場にて  3 水晶の精神  4 薔薇の醜さ  5 雪と墨 Ⅶ オーウェル川  1 喜ばしきことどもの明細目録  2 「ローズヒップと薔薇の花」  3 オーウェル川  謝 辞  訳者解説1 『オーウェルの薔薇』と自然の主題  訳者解説2 そぞろ歩きの「オーウェル風」  写真クレジット  注  索引 【著者】 レベッカ・ソルニット(Rebecca Solnit) 1961年生まれ.作家,歴史家,アクティヴィスト.カリフォルニアに育ち,環境問題や人権,反戦などの運動に参加,1988年より文筆活動を始める.『定本 災害ユートピア』(高月園子訳,亜紀書房),『ウォークス』『迷うことについて』『私のいない部屋』(東辻賢治郎訳,左右社),『説教したがる男たち』『わたしたちが沈黙させられるいくつかの問い』(ハーン小路恭子訳,左右社),『それを,真の名で呼ぶならば』(渡辺由佳里訳,岩波書店)ほか著書多数. 【訳者】 川端康雄(かわばた やすお) 日本女子大学文学部教授.専門はイギリス文学,イギリス文化研究.著書に『『動物農場』ことば・政治・歌』『葉蘭をめぐる冒険』(みすず書房),『ジョージ・オーウェル』(岩波新書),『増補 オーウェルのマザー・グース』(岩波現代文庫),『オーウェル『一九八四年』』(慶應義塾大学出版会)ほか.訳書にオーウェル『動物農場 ― おとぎばなし』(岩波文庫),『オーウェル評論集』全4巻(編・共訳,平凡社ライブラリー)ほか. ハーン小路恭子(ハーン しょうじ きょうこ) 専修大学准教授.専門は 20 世紀以降のアメリカ文学,アメリカ文化研究.訳書にソルニット『説教したがる男たち』『わたしたちが沈黙させられるいくつかの問い』(左右社)ほか.

セール中のアイテム