能登恵美子『増補 射こまれた矢 能登恵美子遺稿集』(皓星社、2021年)
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能登恵美子『増補 射こまれた矢 能登恵美子遺稿集』(皓星社、2021年)

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【仕様】 ページ数 368 ページ 価格 1,000円(+税) 版型 四六判上製 装幀・造本 安野光雅 ISBN ISBN978-4-7744-0744-9 【内容】 『ハンセン病文学全集』もうひとつの物語。没後10年目の増補版。 ハンセン病のことに打ちこむ人は、矢を射こまれたようにこのことに打ちこむ。能登さんは、そういう人の一人だ。この矢を抜いてくれと叫びたいときはあっただろう。しかし、矢を抜いてもらわない生涯を生きた。(鶴見俊輔 序文より) 能登恵美子は『ハンセン病文学全集』完結を目指し、全国の療養所を回って地道に作品を集めた。ハンセン病患者たち、全集の編者たちから絶大な信頼を受け、同全集を完結させた。 「わすれさせてなるものか」という決意の人生を歩んだ編集者の遺稿集。 【目次】 序文 能登恵美子さん 鶴見俊輔 はっきりとした目的を持った人  加賀乙彦 射こまれた矢 タイムカプセルに乗った書籍 隔離の園の子供たち ――ハンセン病患者児童の作品を読む 「生の証し」後世へ集大成 ――ハンセン病「もう一つの運動」文学全集刊行 雲の行方 編集日誌 句集 むくろじ 自選句 拾遺 追悼・能登恵美子 呼ばれるから、境界まで行きたがる人 アサノタカオ 能登さんへ……縁側からおじゃましてます  阿部正子 村松武司 日韓とハンセン病に命をかけた詩人  安野光雅 能登恵美子さんの思い出  榎本初子 一期一会 太田 明 『射こまれた矢』に寄せて 清原 工 「尻尾のない犬」─忘れられたハンセン病小説・その周辺─ より 倉田孝一 清里の一夜 栗原哲也 鷗の唄  黒川 洋 能登恵美子さんのおもかげ 斎藤真理子 言葉の重さ、生のあかし 8月から刊行「ハンセン病文学全集」  白石明彦 一命はきりあるものよいと愛しく─能登恵美子 渡辺雅哉 未来の能登恵美子 晴山生菜 あとがき  藤巻修一 能登恵美子 略歴 1961年3月29日 能登帝雄、貞子の長女として東京都豊島区に生まれる。 1963 年2月13日 妹・明美誕生。 練馬区立中村小学校・中村中学校を経て、1979年豊南高等学校卒業。 卒業後は、アルバイトをしながらギター教室に通う。 1980年4月 高田馬場にあった日本児童文化専門学院第一期生として入学。創設者池田希氏によれば、出願したのも一番だったという。 教員に詩人の井出則雄、児童文学者の安藤美紀夫、大石真、藤田のぼる氏らがいた。 1983年3月卒業。いくつかの出版関係のアルバイトをへて、1985年皓星社入社。 『海人全集』(1993年)『ハンセン病文学全集』(2002 年〜2010 年)などの編集を担当。 2011年1月18日『ハンセン病文学全集』出版により第7回出版梓会新聞社学芸文化賞。 2011 年3月7日 東京女子医大病院で逝去。享年49。